二月の定例議会で、くすのき会相談役の鈴木一茂が、民主県民クラブより一般質問に立りました。 質問は全十項目におよび知事及び生活環境部長より見解を得ました。
【倉敷チボリ公園について】

鈴木 一茂
三方一両損の合意形成を図り(県・倉敷市・チボリジャパン)それぞれが地代を負担して、 施設は人気のあるものなど必要最小限にとどめて不用なものは廃止し、本来の花と緑豊かな公園の コンセプトを強調し、名称は、倉敷デンマーク公園等にすることが考えられるが所見を伺いたい。

知事
三方一両損の合意形成等についてであるが、公園用地の一部をクラボウに返還し、地代を圧縮した上 で、県、倉敷市、チボリ・ジャパン社の3者でその地代を負担する事や、新名称案等の具体的なご提 案をいただいたところである。
ご提案のような、規模を縮小し、花と緑の豊かさというコンセプトを強調した公園ということになれ ば、いわゆる都市公園のようなものとなり、地元の倉敷市に主体的に取り組んでいただくのが適当で はないかと考えるところである。昨年9月に市民公園化は困難であるとの市からの回答があり、こう したことから公園を存続することは難しいのではないかと考えている。

鈴木 一茂
結論の時期であるが、77年の歴史を誇る大原美術館も、かつては閑古鳥が鳴いていた冬の時代が長 かったと聞く。これに比べ倉敷チボリ公園はオープンしてからまだ10年しか経過していない。結論 を急ぐべきではないと考えるが所見を伺いたい。

知事
移行期間が今年の12月末までと限られており、チボリ・ジャパン社としても、3月中には来年度の 事業計画を決定しなければならないことから、次回取締役会では、経営方針,方向性を決め結論を出 す時期と考えている。
【瀬戸大橋について】

鈴木 一茂
国は、高速道路の料金引き下げについて具体的検討を行っていると聞くが、利用すれば利用するほど 割安感が高まるような通行料金にしなければ、通行量は増えないと思う。今後瀬戸大橋の通行料金の 引き下げを、どのように国に対し要請していくのか伺いたい。

知事
瀬戸大橋の料金引き下げについてであるが、瀬戸大橋の料金が利用しやすいものとなれば、利用が促 進され中四国の連携強化や交流の促進が一層進むものと考えている。このため、これまでも、国等に対 して、大幅な料金の引き下げや他の高速道路並みの割引の導入などの提案を行ってきたところであり、 今後共、ご提案の主旨も踏まえ、通行料の大幅な引き下げが実現するよう強く働きかけてまいりたい。

鈴木 一茂
瀬戸大橋とオーレスン橋との姉妹橋縁組締結の調印式が行われると聞くが、その後にどのような展開 をしていくかが重要だ。この姉妹橋締結も一過性のイベントに終わってはいけないと考えるが、 ゴールデンゲートブリッジでの反省を踏まえ、どう展開するのか伺いたい。

知事
姉妹橋縁組についてであるが、オーレンス橋との姉妹橋縁組は、岡山・香川両経済同友会など民 間が主体的に進められ、このたび、調印式の開催が決定したことは、誠に意義深いものと考え ている。この調印を契機に岡山・香川両地域における国際交流、産業や文化など幅広い分野での 交流が深まり、両地域の結びつきが一層強まるものと期待している。県としては、こうした交 流に対し、適切に協力を行うとともに、瀬戸大橋の利用促進をはじめ交流促進のための環境づ くりなどに、各部局が連携して取り組んでまいりたい。
【スポーツ振興について】

鈴木 一茂
岡山国体の成績をみると、先が危ぶまれる状態で、関係者の熱が冷めてはいけないと思う。昨 年の秋田国体で、10位台前半を目標としていたが、結果は16位に終わった。民間企業な ら、目標が達成できなければ何らかのペナルティーがあるものだが、今回の反省を踏まえどの ように巻き返しを図るつもりか、伺いたい。

生活環境部長
選手の強化については、岡山国体のノウハウをもとに、指導者養成やジュニア育成のほか、中 央から優秀なコーチを招へいし指導を受ける「アドバイザーコーチ招へい事業」等に取り組ん でいるがさらに、昨年度からは、小学生3年生を対象に有望な人材を発掘し育成するとともに、 競技団体による一貫指導体制の構築への支援に努めている。これを継続し、安定した成績が 残せるよう全力で取り組んでまいりたい。

鈴木 一茂
北京オリンピック事前合宿の誘致活動ですが、本県は北京への空路も開設され、又競技施設も 整い、国体開催の実績もある。こうした利点を活用しどのような誘致活動を展開するのか伺いたい。

知事
受入れ可能な競技を絞り込み、日本オリンピック委員会や中央競技団体を訪問し、誘致を 強力に要請する。今年1月には、サッカー女子日本代表チームの事前合宿の誘致に向け、美作市 と実行委員会を立ち上げ、要請した。誘致が決定したチームからの要望に沿って、スムーズ な受け入れ体制づくりを進めている。
【観光振興について】

鈴木 一茂
ミシュランの旅行ガイドで県内の三ツ星は後楽園だけであるが、今回の星のつけ方をどう評価しているのか伺いたい。

知事
評価についてであるが、ミシュランガイドは、レストラン・ホテル、観光地などを対象に独自 の調査を行い、いわゆる三ツ星評価で格付けした情報を提供しているものである。お話のミシ ュランの実用旅行ガイドの日本版においては、中四国地方では本県の他に、広島、山口、香川、 愛媛の4県が取り上げられている。本県は星を得た施設等が9ヶ所、掲載された施設の合計が 20ヶ所となっており、中四国地方でも最も高い評価を受けたと考えている。後楽園が最高ラ ンクの三ツ星を受けたことは、今後の観光振興の弾みになる。

鈴木 一茂
瀬戸内海は我が国屈指の資源であり、これを生かし、景観が楽しめるトレッキングコースやハ イキングコースなどのメニューを提示し、健康志向の観光を考えてはいかがか伺いたい。

知事
瀬戸内海に着目した健康志向の観光についてであるが、まさに最近の健康を意識した社会のニ ーズにマッチし、誘客にも結びつくと考えられることから、魅力ある様々なコースの設定を関 係自治体と協議しながら前向きに検討してまいりたい。
―傍聴記―
私は今回「観光振興について」の一般質問に耳を傾けました。
現在「ミシュランガイド東京2008」という日本のレストランガイドブックが話題を呼んでいます が、その他にも日本の観光ガイドがあり、そこに書かれてある観光名所に対し、外国人が評価してい るというものですが、その評価には納得のいかない各県の意見もあるようです。ならばその対策に目 をむける事は大切であるという鈴木県議の意見に私も同感致しました。自分が住んでいる県の観光名 所の良さをすべて言えるかというと、私自身も頭を抱えてしまい、まだ行った事がない所さえあるの ではないかと思います。
まずは地元の人がその良さに賛同し、伝統や文化を維持するためにはどうすればよいかを考えていく 事が大切だろうと思いました。県外や外国へ旅行に行く前に、まず「地元めぐり」から初めてみる のもいいですね。
2つ星を3つ星にかえられるのもそして3つ星を大切に維持していくのも、私たち次第なのかもし れません。
岡山県の豊かさづくりでも、この評価を元にし、今一度、岡山県の観光名所の活性化に取り組んで行 くべきだと私は思います。今回で3度目の県議会傍聴となりますが本当に素晴らしい体験をさせてい ただいたとしみじみ感じております。緊張感あふれる議会の様子今でも目に焼きついています。

三菱自工労組書記 宮西 久美子